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【ちょっとお得な話】所得控除にお役立ち~生命保険料控除を活用しよう~

社会保障制度開業医の家計・貯蓄 2022-03-25

「毎年の所得税を少しでも軽減させたい」
「確定申告が近づいているので少しでも所得控除を活用したい」

この記事にたどり着いたみなさんは、このようなお悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
毎年の所得に対して納める税金の多さにストレスを感じていらっしゃる方が多いと思います。
そこで、この記事では生命保険加入時に所得控除に活用できる生命保険料控除について詳しくご紹介していきたいと思います。

  • 生命保険料控除とは 

生命保険料控除とは所得税と住民税を計算する際、契約者が1年間に払い込んだ生命保険料のうち一定額を課税対象所得から差し引ける制度です。

年末調整や確定申告を行う際に生命保険料控除を活用して所得控除を受けることで課税所得が小さくなり、所得税や住民税が安くなります。

2.生命保険料控除の種類

生命保険料控除の種類は、加入している保険の契約始期によって2パターンに分かれます。

  • 契約始期がH24.1.1以降の保険:3種類

・一般生命保険料控除

・介護医療保険料控除

・個人年金保険料控除

  • 契約始期がH23.12.31以前の保険:2種類

・一般生命保険料控除

・個人年金保険料控除

3.生命保険料控除対象となる保険契約

 生命保険料控除対象になる保険は以下の通りです。

 〇一般生命保険料控除:主に死亡に関して保険金がおりる保険

            ⇒定期保険、終身保険、収入保障保険 等

 〇介護医療保険料控除:主に生前給付に関して保険金がおりる保険(病気やケガ)

            ⇒医療保険、がん保険、介護保険、災害・疾病・生活習慣病・

がん入院特約、疾病保障特約、先進医療特約 等

 〇個人年金保険料控除:個人年金に関しての保険

  ⇒個人年金保険(適用条件:税制適格特約付加、年金受取人は保険契約者or配偶者、保険料払込期間10年以上)

 ※生命保険料控除の対象とならない保険・特約もあります。(例:傷害保険等) 

  また、保険・特約ごとに保険料控除の対象項目は変動します。

  (例)終身保険に疾病保障特約付加されていた場合  

   ⇒終身保険の保険料:一般生命保険料控除

    疾病保障特約の保険料:介護医療保険料控除 等

  詳細はご自身が加入されている保険会社から送付される「生命保険料控除証明書」より

  ご確認ください。

4.生命保険料控除の計算方法

 生命保険料控除の上限金額については、以下2パターンです。

  • 契約始期がH24.1.1以降の保険

≪所得税の生命保険料控除額≫

年間支払保険料等控除額
20,000円以下支払保険料等の全額
20,000円超~40,000円以下支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円超~80,000円以下支払保険料等×1/4+20,000円
80,000円超一律40,000円

「一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除」(各4万円上限控除)

合計12万円の控除が限度となります。

≪住民税の生命保険料控除額≫

年間支払保険料等控除額
12,000円以下支払保険料等の全額
12,000円超~32,000円以下支払保険料等×1/2+6,000円
32,000円超~56,000円以下支払保険料等×1/4+14,000円
56,000円超一律28,000円

「一般生命保険料控除・介護医療保険料控除・個人年金保険料控除」

(各2.8万円上限控除)合計7万円の控除が限度となります。

  • 契約始期がH23.12.31以前の保険

≪所得税の生命保険料控除額≫

年間支払保険料等控除額
25,000円以下支払保険料等の全額
25,000円超~50,000円以下支払保険料等×1/2+12,500円
50,000円超~100,000円以下支払保険料等×1/4+25,000円
100,000円超一律50,000円

「一般生命保険料控除・個人年金保険料控除」(各5万円上限控除)

 合計10万円の控除が限度となります。

≪住民税の生命保険料控除額≫

年間支払保険料等控除額
15,000円以下支払保険料等の全額
15,000円超~40,000円以下支払保険料等×1/2+7,000円
40,000円超~70,000円以下支払保険料等×1/4+17,500円
70,000円超一律35,000円

「一般生命保険料控除・個人年金保険料控除」(各3.5万円上限控除)

 合計7万円の控除が限度となります。

生命保険料控除により課税所得金額は減少するので、節税額は生命保険料控除の金額にご自身の税率(所得税率or住民税率)を掛ければ計算可能です。

【式】

「生命保険料控除による節税額=生命保険料控除金額×所得税率or住民税率」

5.ご自身の人生設計に合った生命保険に加入し、所得控除を有効活用しましょう

 ここまでの生命保険料控除のご説明から仕組みや計算方法についてご理解頂いたかと思います。

 生命保険料控除を活用し、所得控除目的いわゆる節税目的で加入することも1つの方法だと思います。

 しかし、私が初めてお会いするお客様の中には節税目的のために本来必要のない保障までも掛けておられる方も多くいらっしゃいます。

 このような状態になると結果的に保険料支払額が増えてしまい、せっかく節税目的で入られた保険でも手元に残る金額が少なくなってしまいます。

 保険は必要な保障額を必要な分だけ掛けることが基本です。

 多くの方はご自身では必要な保障額について可視化されるのが難しいかと思います。

 そこで当社では、お客様にヒアリングを行いライフプランというシステムを駆使し、

現在から未来までのお一人様又はご家庭ごとの必要保障額を可視化・分析するお手伝いをさせて頂いております。

 お一人様又はご家庭ごとに適正な保障内容・保険金額・保険期間で保障を確保しつつ、

生命保険料控除も活用頂けている状態になるようお手伝いさせて頂けば幸いです。

 

 現状で、以下のようなお悩みをお持ちの方は是非当社にご連絡ください。

・ご自身orご家庭の必要保障額がいくらぐらいか可視化したい方

・現在の保障見直しを行いたい方

・節税を行いたい方(所得控除や相続時の非課税対策等)

どうぞよろしくお願い致します。

[ 参照 ]

・国税庁 No.1141生命保険料控除の対象となる保険契約

・国税庁 No.1140生命保険料控除

  • orixlife.co.jp

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